Twitterではお宝情報、有益情報が散りばめられています❗️
そんな情報をそのままにしておきたくない❗️😝
そう思ってまとめてみることにしました。
他にも授乳に関するデータベース、同種同効薬・早見表などのデータベースをまとめていたりします🤗
気になる方はこちら👇からチェック


それでは本題に入っていきましょう♪
膨大な量になってしまったので3ページにわたって記録しています😊
時間の関係で、後半コメントが入れられていないので順次追加していきます💦
目次(タップして自動スクロール)
- 狭心症治療薬〜硝酸製剤〜
- バルプロ酸製剤
- カウフマン療法
- 皮膚の消毒のチップス
- 補液の皮下投与量
- 保湿剤とステロイド外用剤の混合可否について
- TDM実施時の血中濃度の解釈の仕方
- ランソプラゾールの簡易懸濁の注意点
- エビリファイ内用液に混ぜるとおいしくなるもの
- グルコースとインスリンをうまく利用したGI治療
- イスコチン(イソニアジド)と食品の相互作用
- バクトラミン注はルートの閉塞に注意❗️
- 酸化マグネシウムの経管投与の注意点
- 吐き気止めの違い
- ニューキノロン系抗菌薬と金属イオンのキレート
- ビタミンKの適応外処方
- 懸濁性点眼液の盲点
- PTSDに対する漢方薬
- セロトニン症候群と悪性症候群
- 検査値から病態を推測▶︎ツイートが消えてしまった?
- シロスタゾールの適応外処方
- シロスタゾールOD錠は唾液で溶けない
- 急性膵炎の輸液は通常よりも多い
- アスベリンシロップを用事振盪する重要性
狭心症治療薬〜硝酸製剤〜
硝酸製剤に関してツイートを発見❗️
NO2の数 | 一般名 | 商品名 | 適応 | 備考 |
2 | 硝酸イソソルビド徐放錠 | フランドル | 狭心症・心筋梗塞 | 粉砕不可 1日2回投与 |
2 | 硝酸イソソルビド錠 | ニトロール | 狭心症・心筋梗塞 | 粉砕可 1日3〜4回投与 |
1 | 一硝酸イソソルビド錠 | アイトロール | 狭心症 | 粉砕可 初回通過効果を受けにくい 1日2回投与 |
簡単にまとめてみました。
しっかり書こうとすると1記事まるまる使ってしまいます。
- 治療薬ハンドブック2020
- 各種添付文書
バルプロ酸製剤
今までは徐放B製剤しかなかったのが、徐放Aと徐放Bの2つの製剤が存在します。間違えやすいのでまとめがあるといいですね☺️
一般名 | 商品名 | 備考 |
バルプロ酸徐放錠(12〜24時間持続) | デパケンR錠 バルプロ酸徐放A錠 | 1日1〜2回 |
バルプロ酸徐放錠(24時間持続) | セレニカR錠 バルプロ酸徐放B錠 | 1日1回 |
バルプロ酸錠 | デパケン錠 バルプロ酸錠 | 1日2〜3回 |
ややこしいったらありゃしない❗️
表に最新のものをまとめてみました。
くれぐれも間違えないように気をつけないとですね💦
カウフマン療法
Rp1
プレマリン錠0.625mg 1錠
寝る前 30日分
Rp2
プラノバール配合錠 1錠
寝る前 33日分
処方箋上はこんな表記だから、なかなかわからない( ̄∀ ̄)
処方箋を読み解くと同時に患者さんからもどういった説明を受けているかを聴取することが大切ですね😅
皮膚の消毒のチップス
アルコール綿で消毒が基本ですが、アルコール過敏症やアルコールが手に入らない時などの対処法を教えてくれています。
自己血糖測定の時、消毒薬によって見かけの血糖値が上下することがあるので注意が必要ですね。
- オキシドール、ベンゼトニウムでの偽低値
- ポビドンヨードでの偽高値
この辺は大切です❗️
補液の皮下投与量
補液は基本静脈投与ですが、ルートの確保が難しいかったり、何らかの理由で静脈に入らない時に皮下投与されることがあります。
私個人は在宅医療で施設看護師さんが皮下投与しているのを経験したことがあります。
皮下投与でソルデムのような補液が1日1.5Lも入る❗️
注意点としては
- 投与速度が500 mL/hrを超えない
- 1〜4日に1回注射針、チューブを交換する
- 刺入分の浮腫、発赤、痛み、感染、液漏れを観察する
知っておいて損はないと思われます。
補液以外にも皮下投与できる薬剤が一覧になっているので、そこも要チェックです。
終末期がん患者の輸液療法に関するガイドライン2013
保湿剤とステロイド外用剤の混合可否について
先発品と後発品で軟膏の混合ができるかできないかが変わる例です。
「後アンテベート」ではなく、「先アンテベート」です。(ツイート主さんも訂正しています)
ブリーディングとは簡単には油の滲みのことです。
詳しくはこちらから
参考 ブリーディングマルホブリーディングや油分と水分の分離があると、薬剤の溶出性が壊れるため効果に影響がでます。
今回のようにあらかじめ影響が出ると分かった軟膏は混合しない方が良いです。
TDM実施時の血中濃度の解釈の仕方
バンコマイシンの血中濃度測定は通常投与開始3日目ですが、シミュレーションより著しく低い値などが出ることもあります。
腎機能や循環動態が問題ないことが前提ですが、
クリアランスが大きく、血中濃度が上がってこない❓と思う前に採決のタイミングを再度確認する必要がある例になっています。
看護師さんも忙しく、採血のタイミングがずれてしまうこともあるかとは思います。適切な時間に採決されていなければ、血中濃度が適切かどうか判断できなくなることもあります。

この時間に採血しなければ正しいデータが得られない(時間がずれたりすると、結果に大きく影響する)ためお忙しいのは重々承知ですが、時間指定でお願いします💦
なんて看護師さんに採決のタイミングについて指導することも大切ですね。
ランソプラゾールの簡易懸濁の注意点
マクロゴールを含む製剤(今回はランソプラゾール)の簡易懸濁について
簡易懸濁の温度がやや高いとマクロゴールが溶解します。
その後温度が低下した時に凝固してしまい、ルートが閉塞してしまう可能性があります。
投与する看護師さんや、家族に情報共有しておく必要がありますね。
ランソプラゾールOD錠「JG」添付文書
エビリファイ内用液に混ぜるとおいしくなるもの
精神科領域で使われる、エビリファイですが味もコンプライアンスに寄与します。
私自身、これは知らなかったので勉強になりました。
服用する患者さんで味に困ったら指導する根拠にしてみようと思います。
グルコースとインスリンをうまく利用したGI治療
グルコース(血糖)はインスリンによって細胞内に取り込まれますが、同時にカリウムが細胞内に入ります。(トランスポーターの性質)
これを利用して、高カリウム血症の時にグルコースとインスリンを同時に投与するといった治療法です。
高カリウム血症は命に関わるので、速やかな治療が必要ですが、その時に迅速に投与量を答えられるかどうかが鍵にになります。
循環器医のための心肺蘇生・心血管救急に関するガイドライン
イスコチン(イソニアジド)と食品の相互作用
食品との相互作用も無視できない例です。
チーズや発酵食品、ワインとの飲み合わせが悪いことは有名
バクトラミン注はルートの閉塞に注意❗️
(1)調製時
バクトラミン注 添付文書
本剤の投与に際しては日局5%ブドウ糖注射液又は日局生理食塩液を使用し、本剤1アンプルあたり輸液125mLの割合で十分に混合して用いること。なお、溶液の注入量に制限がある患者には本剤1アンプルあたり日局5%ブドウ糖 注射液又は日局生理食塩液75mLに混合すること。
(2)保存時
溶解後は結晶析出が認められるため、なるべく速やかに使用すること。 なお、保存する必要がある場合には、本剤1アンプルあたり日局5%ブドウ糖注射液又は日局生理食塩液75mLに混合した場合は2時間以内、日局5%ブドウ糖注射液又は日局生理 食塩液125mLに混合した場合は6時間以内に使用を終了する こと。
溶解後の結晶の析出が問題になることがありますね。
保存する場合も時間制限があり注意が必要です。
バクトラミン注 添付文書
酸化マグネシウムの経管投与の注意点
安易に剤形変更してはならない例の一つ
粒子形が大きい重質酸化マグネシウムは初めから散剤だから楽〜なんて思っているとルートが閉塞することがあります。
在宅医療でもこういうことが起こりかねません💦
手間はかかりますが、マグミットを粉砕した方が良いですね。
吐き気止めの違い
吐き気止めでよく使われる2種類の比較です。
特に問題になるのは小児に対しての投与や、妊婦授乳婦に対しての投与でしょうか。
詳細を書くと多くなってしまうので別記事で紹介したいと思います。
ニューキノロン系抗菌薬と金属イオンのキレート
ニューキノロン系の抗菌薬と金属イオンのキレートの問題
よく処方される(あまり宜しくはないのですが)レボフロキサシン(クラビット)の相互作用については
アルミニウム>マグネシウム>鉄の順でキレート形成が起こりやすく、吸収が低下してしまいます。
レボフロキサシンとカルシウムは影響がでないと報告されている点がポイントです。
各種添付文書
ビタミンKの適応外処方
グラケーの適応外処方
肝硬変時に適応外処方として使われることがあるようです。
私はこのことを知りませんでした。
処方された時に、処方意図をしっかりくみ取れるようにしたいものです。
懸濁性点眼液の盲点
点眼順序の一般法則から逸脱している例です。
通常であれば点眼薬の使用の順序は
水溶性点眼液▶︎懸濁性点眼薬▶︎油性点眼液▶︎眼軟膏
ですが、
懸濁性のカリーユニは点眼後に水溶性点眼液を点眼しても効果は同じようです。
PTSDに対する漢方薬
こんな処方は見たことがなかったのですが…
漢方薬もPTSDに使うことがあるのですね。覚えておくためにもこちらに記録しておきます。
セロトニン症候群と悪性症候群
頻度は低いものの発現すると重篤である副作用です。
違いを明確に区別するのは経験がないと難しいことも💦
少しでも理解の助けになるものはないかと思っていた矢先にこんな👇まとめが❗️
鑑別表にはかなりわかりやすく違いがまとめられています。
悪性症候群は、起こりうる症状の感度が高そうですね❗️
検査値から病態を推測▶︎ツイートが消えてしまった?
ASTやLDHって肝臓の機能を表す指標だけではないです。
では具体的にどうやって見ていけば良いか…
ツイートが消えてしまったのか表示されなくなりました💦😅
すごく勉強になるツイートがあったので貼り付けました。
LDHをASTで割って、算出された数値を画像の表に当てはめてみるとどの臓器が障害されているかわかるというものです。
私自身こんな方法で評価はしたことがなかったので、今後は使っていこうと思いました。
シロスタゾールの適応外処方
適応外処方ですが、いざ処方箋を見たときに??とならないための知識
機序は
抗血小板作用及び脳血管拡張作用を有しており、脳血管障害患者の脳梗塞を予防することにより、大脳基底核のドパミン神経系の障害およびサブスタンスPの合成低下を防止する。
医療・介護関連肺炎(NHCAP)診療ガイドライン
研究報告
脳梗塞の既往があり、寝たきりを除く297名を対象に、152名にはシロスタゾール100mg/日を2回に分けて投与し(うち26名は副作用により投与中止)、145名にはシロスタゾールは投与せず、両群とも必要に応じて降圧薬を投与した。
医療・介護関連肺炎(NHCAP)診療ガイドライン
2年間の追跡調査の間、肺炎及び脳梗塞(一過性脳虚血性発作を含む)の発現率は、それぞれシロスタゾール投与群で10%、7%、非投与群で24%、16%であった。
適応外処方ですが、研究結果を踏まえての治療であるようです。
なおサブスタンスPについてはこちら👇が参考になります😊
シロスタゾールOD錠は唾液で溶けない
口の中で溶けない
OD錠で唾液で溶けないものがあることは知っておく必要がありますね。特に高齢者に使いやすいからという理由でホイホイ処方提案はしてはいけないということになりますね。
急性膵炎の輸液は通常よりも多い
知っているか知っていないかの違いかもしれませんがこの辺が意外に大きいです☺️
私もこれで勉強になりました。
アスベリンシロップを用事振盪する重要性
<適用上の注意点>
アスベリン 医薬品添付文書 2017年10月改訂(第13版) D2
1. 調製時
(1)シロップ及びシロップ「調剤用」は、懸濁液であるため、調剤時軽く振盪(瓶の正立-倒立をゆっくり、数回繰り返すなど)し、均一化させて使用するが、その際、強く振盪すると発泡による秤取困難を起こすことがあるので注意すること。
(2)シロップ「調剤用」は、通常、4倍に希釈し使用する。
(3)シロップ及びシロップ「調剤用」は、他剤と配合すると懸濁性が損なわれ、沈殿が生じる可能性があるため、配合後の秤取に際しては、軽く振盪し、均一化させて使用すること。
2. 薬剤交付時
(1)シロップ及びシロップ「調剤用」を患者に投薬する時は、「均一となるように振盪し、沈殿が生じていないことを確認してから服用」するように指示すること。
添付文書上でも用事振盪の注意喚起があります。
これを守らないとどういうことになるか…⬇️
かなり危険な状態に陥ることが想定されます。
必ず振盪してから調整して交付し、服用する前も振盪してから服用することを伝える必要がありますね😊