
子育てって、忙しかったりイライラしたりマイナスの印象を持たれがち
幸せを感じることって取り上げられないのかな?
子育てに対するマイナスの印象については、よく耳にしたり記事を見かけたりしていたのでふと逆のパターンを想像してしまいました。
日々の中で感じた幸せがあったので記事にしてみようと思いました。
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0~3歳くらいというのは、基本的にはもっとも怖がりになりにくい時期と言えます。もちろん一時的にビクビクしたりすることはあっても、のちのちまで引きずるほどの怖がりにはなりにくい時期です。
子どもの怖がり・年齢と原因別対処法~怖がりシリーズ第3弾〜
一般的には何かに対して怖いという感情を持ち始めるのは引用からも3歳以上であることが多いようです。
我が子「あっくん(2歳半)」が今まで「怖い」という感情を表現したことはありませんでした。
その日は雨が強く降っていました。風もビューンと吹いていました。その風の音を聞いてあっくんは「怖い」と言ったのです。
言葉に出せるようになったということと、実際に怖く感じるようになったということがほぼ同時に起こってきているのでしょう。
「今までなかったことが起こっている」まさに成長していることを感じられます。
あっくんはいつもはママと一緒に布団に入ります。授乳していた頃からの名残もあってかママの胸の中で眠るのが安心だったのでしょう。
その日もいつもと同じくママの胸の中で眠ろうとしていたのですが、風の音が怖くてなかなか眠れません。

怖いの?パパが抱っこして寝るか?
そう聞くと、すぐにあっくんはパパにしがみついてきました。
あっくんが怖がっているのはよくわかったので、あっくんの負担にならないように腕を回してあっくんをしっかり抱きしめました。
5分も経っていないでしょうか・・・そのまま少し時間が経ちました。あっくんはもう眠ったかなと思って腕を緩めると「怖い」とまた言いました。
ギュッと抱きしめ直すと、安心してすやすやと眠ってしまいました。
私は抱きしめている間、不思議な感じに包まれました。
あっくんのパパ(私)が感じた幸せを少し考えてみました。

守られていると感じると安心するんだな。
なんだかこの状態ってすごく幸せだな。
やはり「守る」という観点からするとママよりもパパの方がより安心できるのでしょう。
あっくんが感じる「自分は守られている」という感覚と、パパが感じる「守ってあげなくちゃ」という感覚が重なり出すと人と人との間に心のつながりができると思います。
お互いに損得なくつながりあえることこそ「幸せ」だと言えるでしょう。

人はいつ幸せを感じるんだろう?
ちょっと興味が湧いて調べてみることにしました。
75年間におよぶこの研究が明確に示しているポイントは、良い人間関係が私たちの幸福と健康を高めてくれるということです。これが結論です。
老後の資金がいくら積み立てられているか? いくつのカンファレンスに登壇して講演や基調演説を行ったか? ブログ記事を何本書いたか? フォロワーを何人獲得したか? 何社のテック系企業で働いてきたか? それらの会社で、どれだけの力を振るってきたか? どれだけの権限を与えられてきたのか?
そうしたことではなく、幸福や人生の豊かさをもたらしてくれる最大の要因は、基本的には、愛なのです。
具体的に言うと、頼れる人がそばにいるという環境には、神経系が緊張から解放される、脳の健康が保たれる期間が長くなる、心と体の苦痛が和らげられるなどの効果があることを、この研究は明らかにしています。
ハーバード成人発達研究
結論としては、ハーバード成人発達研究では、幸せとは「良い人間関係」であり「愛」が人の幸せを決定するということがわかったです。
言われてみれば当たり前のことかもしれませんが、実際に証明するのは難しいことですね。
今回の出来事は、言ってしまえばいつも抱っこしないパパが息子を抱っこしたという話に過ぎません。
そこに「人間と人間のつながり」または「愛」を強く感じることができたということを表現してみました。
誰かが読んで、共感してもらえたら書いた意味は十分あったのではと思います。