2ページ目からは業務で使えそうな一覧表をピックアップしてみました。
執筆当初は思いついた順番にアップしています😊
目次(タップして自動スクロール)
- 日常業務で役に立ちそうな一覧
- <抗アレルギー薬 小児適応と用量>
- <(ステロイド)点鼻薬の小児適応>
- <点眼薬の量と滴下数>
- <金属イオンと相互作用を及ぼす恐れのある薬剤>
- <ツムラの漢方製剤の規則>
- <整腸剤一覧>
- <添付文書に記載のない小児投与量の目安>
- <自己注射用の針一覧>
- <脂肪乳剤の投与速度>
- <悪心・嘔吐を起こしやすい抗がん剤>
- <抗てんかん薬のリスクまとめ>
- <劇薬・毒薬、劇物・毒物の違い>
- <オピオイド鎮痛薬換算表>
- <末期腎不全で減量や中止が必要な薬剤>
- <ステロイド外用薬と配合変化>
- <配合変化表/pH変動表/容器・内容液関連情報>
- <シロップ剤の配合変化表>
- <主要なホルモン一覧〜分泌器官別〜>
- <高プロラクチン血症>
- <NSAIDs適応症一覧>
- <テオフィリン製剤の一般名と各製剤の比較>
- <バルプロ酸Naの力価と各製剤の製剤量の比較>
- <授乳と薬物療法のデータベース>
- 終わりに
- 参考文献
日常業務で役に立ちそうな一覧
<抗アレルギー薬 小児適応と用量>

<補足>
アレジオンは年齢別標準投与量に オノンは体重別標準投与量に合わせて適応とみなしています。
ペリアクチン散には小児投与量の記載がなく、シロップの方にある参考投与例の年齢に合わせて適応とみなしています。。
1歳児に完全に保険適応外とは言えないとも解釈できますが、確実に明示されている年齢・体重を優先しています😊
<(ステロイド)点鼻薬の小児適応>

前項と本項の画像はこちらからPDFをダウンロードできます。
<点眼薬の量と滴下数>
目薬1本で何日分?
点眼液1滴を50μLと仮定して算出しています。また点眼量は1回1滴と仮定しています。

下記のツイートを参考に作成しました。
<金属イオンと相互作用を及ぼす恐れのある薬剤>
金属イオンと相互作用を及ぼす可能性のある薬剤はかなりあります。
どの薬剤とどの金属イオンの相性が悪いかをまとめたものがありましたのでこちらに載せておきます。

こちらで紹介されています。
下記👇のようにツイートでも紹介しました。
またニューキノロン系抗菌薬についてまとめたものも作りましたのでこちらに掲載します。

<ツムラの漢方製剤の規則>
ツムラの漢方製剤には色と番号に規則があります。

ちなみにツムラの漢方製剤の一覧はこちら👇です。画像をタップ・クリックすればPDFが開きます。

<整腸剤一覧>
整腸剤も菌種によって差があります。

- ビフィズス菌は偏性嫌気性菌であり,小腸下部から大腸にかけて増殖し,乳酸および酢酸を産生する。有害菌増殖抑制作用,腸管運動促進作用がある。
- 乳酸菌は通性嫌気性菌であり,小腸から大腸にかけて増殖し,乳酸を産生する。増殖性ならびに乳酸生成能が高く,有害菌の発育を阻止することにより,腸の粘膜を保護する。
- 酪酸菌は偏性嫌気性菌であり,芽胞を形成する。酪酸の産生能が高く,大腸で増殖する性質を有する。
- 糖化菌は偏性好気性菌であり,芽胞を形成する。小腸上部より増殖を始め,乳酸菌の増殖促進作用がある。
糖化菌と乳酸菌の流動混合培養では,乳酸菌の単独培養に比べ,菌数は12.5倍に増加します。また,乳酸菌と酪酸菌の流動混合培養では,酪酸菌の単独培養に比べ,菌数は11.7倍に増加することから,共生作用が確認されています。
したがって,より効果の増強を期待したい場合は,理論上,合剤の使用が妥当と考えられます。
<添付文書に記載のない小児投与量の目安>
漢方薬の小児投与量が載っていたのはありがたいです😊

参考文献:岡本光宏 著:小児科ファーストタッチ
<自己注射用の針一覧>
自己注射用の針も種類がいくつかあります。それをまとめて(改定して)みました。

下記のツイートを参考に作り直しました😅
<脂肪乳剤の投与速度>
脂肪乳剤の投与速度は添付文書とは異なることがあります。
以下のツイートや動画が参考になります。
<悪心・嘔吐を起こしやすい抗がん剤>
抗がん剤によって悪心・嘔吐が出やすいものが分かれています。
覚えにくかったものを載せました😊

<抗てんかん薬のリスクまとめ>
Twitterのえふえむさんに許可をいただいて転載しています。
ツイートでは手帳に貼る様となっています😊
小さく印刷してポケットに忍ばせておけば良いですね☺️
<劇薬・毒薬、劇物・毒物の違い>
名前は似ていますが、全く違うものです。


<オピオイド鎮痛薬換算表>
オピオイドスイッチングをする時に必要になります。

文献により換算比が異なることがあります。
添付文書によっても整合性がとれていないこともあります。よく使われる換算比を元に上記の表を作りました。
換算する時にも幅のある薬剤もあり、効果と副作用をみながらスイッチングしていくことが大切になるかと思われます。
<末期腎不全で減量や中止が必要な薬剤>
一般的に腎排泄型の薬剤は腎機能の低下とともに用量調節がなされますが、肝臓での代謝がメインの薬剤の中には腎機能が低下したときに用量調節が必要になるものもあります。
以下に例をまとめています。

<ステロイド外用薬と配合変化>
インターネット上で公開されていたのでこちらに引用・転載させていただきました。
いざって時に混ぜても良いかどうか判断に迷う時の参考に😊


<配合変化表/pH変動表/容器・内容液関連情報>
大塚製薬がまとめをホームページ上に掲載しています。
配合変化表や容器全満量、pH変動スケール、大塚生食注/大塚糖液5% 2ポート および TN製品のバイアル適合性一覧、大塚輸液 密度・比重・粘度一覧などが掲載されています。
こちら👇は容器全満量一覧です。

<シロップ剤の配合変化表>
Twitterに投稿したところ、多くの方に称賛いただきました😂
画像でも良いかもしれませんが、大きく引き延ばしたりするとぼやけてしまい印刷した時に不鮮明になってしまうのでは❓と思いました😅
こちらにPDFを用意しましたので必要ならダウンロードしてください。

注)レフトーゼシロップは販売中止になっています。
<主要なホルモン一覧〜分泌器官別〜>
ホルモンの分泌について、個人的にはすごくややこしくて覚えにくい・理解しにくい分野だったと思います。
今でも「あれっ❓どうだっけ❗️❓」となることもあります。
復習用、勉強用に主要なホルモン一覧を分泌器官別にまとめました😊

<高プロラクチン血症>

セロトニンやヒスタミンがプロラクチン放出因子として関与します。
一見何の関わりもないようなH1, H2ブロッカーやSSRIなども副作用として高プロラクチン血症が起こることが報告されています。
生理が来なくなった、乳汁が出てきたなどと相談があった際には、これらの薬剤が原因ではないか確認と考察が必要ですね☺️
ただし、これらの薬剤の中でも高プロラクチン血症が起こりやすいものと起こりにくいものがあるようです。
ハロペリドールやリスペリドン、パリペリドン、クエチアピンは高プロラクチン血症を比較的起こしやすいとの報告があります。
逆にアリピプラゾールやクロザピン、ブロナンセリン、ペロスピロンは起こる可能性は稀であるとされています。
<NSAIDs適応症一覧>
各製剤により適応症が異なるのがNSAIDsの特徴です。
適応症がないが使用されるということは現実には起こり得ますが、まずはどの薬剤がどんな適応を持っているかをきちんと把握した上で使用する必要があります。

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ポイントは
- 痛風に使用できるか?
- 月経痛に使用できるか?
などといった所でしょうか😊
<テオフィリン製剤の一般名と各製剤の比較>
テオフィリン製剤は徐放製剤となっていますが、放出・吸収の動態から24時間持続型と12〜24時間持続型の2種類に分けることができます。
どの製剤がどの型に当てはまるかを覚えておければ良いのですが、すぐに思い出せなかったり、覚えきれないこともあります。
そこで、一覧表にして瞬時に判別できるようにしました😊

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特に一般名からジェネリック医薬品へ変更する際に12〜24時間持続型なのか24時間持続型なのかを間違えないようにする必要があります。
<バルプロ酸Naの力価と各製剤の製剤量の比較>
バルプロ酸Naはシロップと細粒ががあります。
錠剤を服用していた方が嚥下が困難になり細粒やシロップに変更になることもあります。
徐放性などの問題もありますが、今回は換算を目的に早見表を作成してみました😊
<授乳と薬物療法のデータベース>
先日、アップしたデータベースです。

内容が多いのでこちら👇で別途記載しています。

終わりに
手元にあった、今回作成した、ネット上にある有益はまとめのものをアップしました。
まだまだ他にもまとめはあるかと思います😊
新たに作成したら順次アップしていきます。
- 各種 医薬品添付文書
- 各種 医薬品インタビューフォーム
- 森松光紀, 老化と疾患. 1998; 9 : 935
- 糖尿病ソースガイド
- 高尿酸血症治療ガイドライン
- 金属含有薬剤と相互作用を起こすおそれのある薬剤 愛媛大学附属病院 情報管理室
- 杉山 正康 編:薬の相互作用のしくみ 第4版 日経BP p21
- ツムラ医療用漢方製剤一覧
- 岡本 光宏 著:小児科ファーストタッチ
- ASCOガイドライン 2006(JCO 24: 2932, 2006)
- 薬局2012 : 63 ; 3061
- 愛媛大学病院薬剤部 ホームページ
- 大塚製薬ホームページ 配合変化表/pH変動表/容器・内容液関連情報
- 吉村玲児 編著:抗精神病薬プラクティカルガイド 中外医学社